2023.05.08

司法を通じて人材の育成
関東学院大と神奈川大
県弁護士会が協定締結

 県弁護士会は関東学院大(本部・横浜市金沢区)と神奈川大(本部・同市神奈川区)の二大学と、人材育成などで協力する包括連携協定をそれぞれ結んだ。

 地域社会への貢献活動の一環として、弁護士会側から両大学に提案した。授業や講演会などでの交流を通し、学生が法曹界の現場のほか、社会生活で必要となる法的な概念や知識に触れる機会を設ける。今月からの新学期には、両大学で弁護士会の会員が講師を務める授業を開始。関東学院大では法学部の学生向けに司法の実例などを解説し、神奈川大では全学部の学生を対象として、司法制度の基本や、消費者問題や労働問題などトラブルに巻き込まれた際の法的な対処法を教える。

 三月下旬に神奈川大みなとみらいキャンパスであった同大との協定の署名式では、弁護士会の高岡俊之・前会長が「相互に学びを深め、教育に貢献したい」とあいさつ。小熊誠学長は「学生が法律に身近に触れることを期待したい」と話した。(森田真奈子)

2023年4月6日 東京新聞朝刊横神版

https://www.tokyo-np.co.jp/article/242393