2025.12.05

ハラールラーメンいかが? 神田外語大生
田所商店 コラボで開発 みんなで食べられるよ 8日から千葉市と都内4店舗で販売

千葉発祥のみそラーメンチェーン「麺場 田所商店」と神田外語大(千葉市美浜区)の学生たちは、イスラム教徒(ムスリム)向けに「ハラールフレンドリー」のラーメンを共同開発した。ムスリムが口にすることを禁じられている豚肉やアルコールを使っていない。8日から千葉市と東京都内の計4店舗で販売する。(長屋文太)
 みそとしょうゆの2種類の味を開発。イスラムの教えにのっとっている「ハラール認証」のしょうゆやみそから、うまみや香りが豊かなものを選び、昆布や野菜のだしで味わい深く仕上げた。鶏胸肉チャーシュー、ミックスビーンズ、紅芯(こうしん)大根など多彩なトッピングも目を引く。

 開発のきっかけは、海外留学経験があり、いずれも同大外国語学部4年の高橋那緒さん(22)、望月莉子さん(23)、天重(あましげ)泉美さん(23)たちの提案だ。3人は、食品マーケティングを学ぶ鶴岡公幸教授のゼミに所属。日本のラーメンは世界的に人気だが、ハラール対応商品は少ないと気づき、田所商店を運営する「トライ・インターナショナル」(千葉市美浜区)に開発を提案した。

 同社によると、これまではムスリムから店で「豚肉やアルコール不使用のメニューはあるか」と聞かれても、対応できていなかった。担当者は「学生の提案が後押しになった」と話す。

 高橋さんは留学先のカナダでムスリムの友人とラーメン店に行った際、友人だけが同じメニューを食べられない経験をした。「みんなで同じラーメンを食べられる幸せを味わってほしい」。ムスリムも日本人も安心しておいしく食べられるラーメンを目指し、同大に勤めるムスリムの教員からも意見を聞き、トッピングや商品名を考えた。

 税込み1100円。WBG店(千葉市美浜区)では1月末まで販売し、都内の江戸NOREN店(墨田区)、池袋東店(豊島区)、新宿西口店(新宿区)では無期限で販売する。

2025年12月5日 東京新聞朝刊 千葉版
https://www.tokyo-np.co.jp/article/453874