大学入試特集
大学入試を控えた受験生にとって、今は大切な時期です。大学入試までの過ごし方について、大手予備校・代々木ゼミナールの川崎武司さんにお話を伺いました。
本番を想定した受験勉強を
この時期になると多くの受験生は入試に向けた対策をスタートさせ、さらに直前期はより本番を意識した受験勉強に取り組むようになるかと思います。その際、「どれだけ本番を想定できるか」が一つのポイントになります。
入試では想像以上に緊張するため、余裕を持って解答できるよう実際の試験よりも時間を短く設定して練習します。大学入学共通テストの演習であれば本番同様に、答えを解答用紙に鉛筆でマークして、問題冊子に解答を残すところまで取り組みましょう。マーク式の問題に慣れることも必要なので、ある程度の時間を掛けて準備してください。また、共通テストが終わった後は国公立大の2次試験や私立大の一般選抜が行われます。大半の受験生は共通テスト直後、記述する力が一時的に鈍りますが心配することはありません。すぐに勘を取り戻すことができるので、早めに気持ちを切り替えましょう。
入試スケジュールを見える化
私立大学を受験する場合、1月に入るとすぐに出願がはじまります。そのため、受験勉強とともに年内には入試スケジュールを立てることも大切になります。「どの大学を志望するのか」「学部はどこにするか」などが決まったら、志望校ごとの入試スケジュールをリスト化し、カレンダーに記入します。「出願締切日・試験日・合格発表日・入学手続締切日」などを“見える化”することで、試験日が同日の場合や、第一志望校の合格発表がまだなのに、第二志望校の入学手続の締切があることに気づくことができます。また、本番の緊張感に慣れるために、最初の試験日が第一志望校にならないよう計画しても良いでしょう。
現在の大学入試は多様化しています。事前に入試スケジュールを立て、逆算しながらしっかり準備を行い、本番に臨んでもらいたいと思います。入試直前まで実力は伸びます。最後まで頑張ってください。
受験スケジュール 例
受験大学・学部・学科 | 出願締切日 | 試験日 | 合格発表日 | 入学手続締切日 | |
---|---|---|---|---|---|
第一志望 | 〇〇〇大学・国際学部・国際社会学科 | 1月21日 | 2月11日 | 2月20日 | 2月28日 |
第二志望 | ▲▲▲大学・国際学部・政治社会学科 | 1月19日 | 2月2日 | 2月7日 | 2月17日 |
第三志望 | □□□大学・教養学部・教養学科 | 1月15日 | 2月2日 | 2月16日 | 2月23日 |
志望校が母校になる。
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