2025.02.19
「卒業ショー」
和洋女子大服飾造形学科 4年間の集大成
制作衣装披露
和洋女子大学(市川市国府台)服飾造形学科の4年生が、学生生活の集大成である「卒業制作ショー」を9日、キャンパス内で開いた。学生たちは四つの研究室ごとに、自らがデザインし制作した衣装などをまとうなどして、入れ替わりで特設ステージに立った。
作品を披露するファッションショーで、ステージに立ったのは28人。制作した衣装を在校生が代わりに着るケースもあり、計43人のモデルがそれぞれ音楽に合わせ、華やかなステージを演出した。
ショーは3部構成で、ゲネプロ(最終リハーサル)の1部、事前応募の市民や高校生らを対象にした2部、保護者ら向けの3部。「クチナシは雨や風にも強いから」と「クチナシ・花と影」をテーマにしたのは堀井千聖(ちさと)さん(21)。「ステージ準備でライトの当たり方といった見栄えも教えてもらった。大学では本当に多くのことを学びました」
花魁(おいらん)の衣装を手がけ、ステージに立った福田友香(ゆうか)さん(22)。「派手できれいな花魁にしようと、1年以上前から考えていた」と話し、「全て手縫いで大変だった。でも、今日のショーやこの4年間でいい経験ができたのは、この大学に入学したからこそ」と学生生活を振り返る。
服飾造形学科の森本美紀・学科長も「学生たちはキラキラした自分の姿に誇りを持って、舞台に立っていた。この大学で培った経験を次のステージに生かし、社会に貢献してほしい」とエールを送っていた。(保母哲)
2025年2月12日 東京新聞朝刊千葉版
https://www.tokyo-np.co.jp/article/385249