大学入試特集

大学入試を控えた受験生にとって、今は大切な時期です。大学入試改革やコロナ禍によって様変わりする大学入試について、大手予備校・代々木ゼミナールの川崎武司さんにお話を伺いました。

大学入試改革とコロナ禍による変化

 “学力の三要素(①知識・技能②思考力・判断力・表現力③主体性・多様性・協働性)”を多面的かつ総合的に評価することを目的に今年度よりスタートした大学入試改革。入試の区分として「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」があり、9月より出願が開始された総合型(旧・AO入試)については、すでに合格発表を行う大学もあります。さらに大学入試改革に加えてのコロナ禍です。感染防止対策として、「オンライン入試」が広がり、総合型や学校推薦型では、オンラインでの面接試験などを取り入れる大学が相次いでいます。

 受験生はもちろん、大学も高校もコロナ禍による対応に追われるなか、いよいよ来年1月には「大学入学共通テスト」(出願終了。以下、共通テスト)が実施されます。この共通テストも大学入試改革の一環です。解答の形式は旧・大学入試センター試験と同様にマーク式ですが、思考力や判断力を測るための問題が増えることが予想されています。

代々木ゼミナール
教育総合研究所
教育情報企画推進室室長
川崎武司さん

共通テストの対策と大切な解き直し

 共通テストの対策としてポイントになるのが、試験時間の使い方です。センター試験も問題量に対して解答時間は足りないといわれていましたが、思考力などが問われる共通テストでは、解答にかける時間配分や、どの問題から着手するのかなど、その見極めがより重要になるのではないでしょうか。また、「英語」のリスニングでは、問題の読み上げが1回だけの問題も出題されます。センター試験であれば、1回目の読み上げで解答して、2回目で確認するという受験生が多かったと思いますが、共通テストでは1回目の読み上げで確実に聞き取ることが求められます。

 大学入試を控える受験生は、授業中にしっかり知識をインプットしながら、知識や思考力をアウトプットする演習も必要になります。さまざまな問題に触れるために塾や予備校などで行う模擬試験を受ける受験生も多いと思いますが、模試は受けて終わりではありません。模試の直後や1週間後、加えて模試の成績表が届く約1か月後などに解き直しを行い、さらに理解を深めてもらいたいと思います。

志望校が母校になる。
代々木ゼミナール
大学入試の変更点を
わかりやすく解説!

ここが変わる!! 新・大学入試