2020.04.15
明和学園短大を共愛学園に移管
来年4月から
学校法人共愛学園(前橋市)と学校法人平方学園(同)は平方学園が運営する明和学園短大(前橋市昭和町)を、共愛学園へ移管する計画を文部科学省に申請した。明和学園短大は二〇二一年四月、「共愛学園前橋国際大学短期大学部」に変更する。
計画では、明和学園短大が所有する土地や建物、図書などは共愛学園へ無償譲渡。設置学科や専攻、入学定員、教育課程、学費などは原則変えない。移籍を希望する教職員は全員、共愛学園が雇用するという。
明和学園短大は栄養士の資格が取れる「栄養専攻」と保育士や幼稚園教諭の免許が取得できる「子ども学専攻」のコースがある。計百人の定員に対し四月の入学者見込みは七十六人、二年生は五十三人。少子化などの影響で一五年度以降、定員割れが続いていた。
県庁で記者会見した共愛学園前橋国際大の大森昭生学長は「地域の歴史ある私立同士が一緒になるのはあまりない。人材育成に注力していく」と述べた。
2020年4月7日付 東京新聞