2024.02.19

甘い言葉にだまされないで 日本薬科大の野沢さんら 秩父の久那小
薬物乱用防止教室

 薬物乱用の低年齢化が社会問題となる中、日本薬科大(伊奈町)の客員教授、野沢直美さん(75)らが24日、秩父市の久那小学校で「薬物乱用防止教室」を開いた。「一度だけなら大丈夫」といった甘い言葉にだまされないよう、児童に注意を呼びかけた。

 普段は中高生を対象とした講演活動に取り組む野沢さん。昨年、同校関係者と知り合ったのをきっかけに教室の開催を打診され、引き受けた。イラストや動画を用い、薬物乱用の悪影響をわかりやすく解説。覚醒剤を使用する人の肌などがどんどん劣化していく様子を表す映像などに、参加した6年生の児童らは真剣に見入った。

 大麻入りのグミ、クッキーの存在や、市販薬を過剰摂取する「オーバードーズ」が若者の間で流行していることなど、薬物乱用を巡る近年の状況にも触れた。野沢さんは「依存症になると、自分の意思で止められなくなってしまう」と危険性を強調。乱用の背景には日常のストレスなどがあると指摘し、「明るい未来のためにも、日々を前向きに生きましょう」と語りかけた。(福田真悟)

2024年1月28日 東京新聞朝刊埼玉版