2025.05.02

大妻女子大生らファッションで復興応援 石川の繊維産業と協力 6日まで世田谷で催し

昨年1月の能登半島地震からの復興を後押ししようと、大妻女子大(千代田区)の学生らが世田谷区内の百貨店で、「石川応援プロジェクト」を掲げた催し「未来へ紡ぐ 国産ファッション展」を開いている=写真。繊維産業が盛んな石川県内の縫製メーカーなどと協力し、さまざまな商品展開を企画した。6日まで。
 同大家政学部の吉井健教授のゼミが展開するファッションブランド「m_r tokyo(マール トウキョウ)」の活動の一環。震災の影響を受けた石川県の繊維産業を盛り上げたいと、今年2月から学生が同県内の企業を訪問し、打ち合わせを重ねて商品をつくりあげた。

 環境に配慮した素材やデザイン、機能が特徴。会場の玉川高島屋(世田谷区玉川)には、衣類や小物など新作をはじめとした約60点を用意した。受注生産(3万~5万円前後)が基本だが、現場の即売(1万円程度)もある。雑貨は千数百円から。

 同ゼミは約30人が在籍。木村日雅里(ひまり)さん(4年)は「私たちの情熱が込められたファッションを多くの方に体感いただければ」としている。

2025年5月2日 東京新聞 朝刊 都心版
https://www.tokyo-np.co.jp/article/402311