2026.02.14
食物アレルギーがあっても… 共に食卓囲める社会に 女子美大生3人
横浜で企画展
きょうまで カードゲームも開発「理解深めて」
食物アレルギーがある人や周囲の人の視点、体験に着目した展示「食べものとわたし」が横浜市中区のGallery(ギャラリー) CHARLOTTE(シャルロット).USAGI(ウサギ)で14日まで開かれている。女子美術大(東京都杉並区)の学生が、アレルギーの有無にかかわらず、共に食卓を囲める社会をつくるきっかけにしてもらいたいと企画した。(西川侑里)
企画は、共創デザイン学科2年の高橋瑠菜さん(20)、3年の田中妙和(さわ)さん(21)と上月(こうづき)澄香さん(21)。社会課題解決の手法を考える授業で、半年間構想を練ってきた。
発案者の高橋さんは、アルバイト先の飲食店の客から食物アレルギーにまつわる自身や関係者のエピソードを募り、約70件が集まった。そのうち3人が選んだ6件をイラスト付きのパネルで紹介。好きな人からもらったチョコレートに食べられない食材が入っていた、友人グループで食事する時に自身のアレルギーを伝えて店の選択肢を減らしてしまったなど、複雑な思いを描写した。
また3人は、シェフになり、客が注文した料理を、アレルゲンを含まない食材を使って提供するカードゲームを開発。会場で学生と遊びながら学べる。
幼少期に重い卵アレルギーがあったという高橋さんは「多くの人にアレルギーへの理解を深めてもらい、当事者には、周囲からの温かい目線のエピソードに触れて、もっと気を緩めて生活していいんだと感じてほしい」と話している。観覧無料。午前11時から午後6時まで。
2026年2月14日 東京新聞朝刊 神奈川版
https://www.tokyo-np.co.jp/article/468745