2020.04.17

人材交流などで協定
大正大と岐阜県飛騨市
同市出身学生の提案がきっかけ

岐阜県飛騨市と大正大の包括連携協定を取り持った坂下さん(中)ら=同市役所で

岐阜県飛騨市と大正大は、地域創生や人材交流を進めるための包括連携協定を結んだ。市は人口減少が進む地域を研究する学生や教員らに、実地調査の場を提供する。大学は、市が進めている人口増加の施策に参加したり、市内の高校生の大学見学を受け入れたりする予定。

 都竹淳也市長と大正大地域構想研究所の柏木正博副所長が先月二十日、市役所で協定書を交わした。協定締結に一役買った同大地域創生学部二年の坂下拓夢さん(20)も出席した。

 坂下さんは飛騨市出身。吉城高校(同市)に在学当時、生徒と地域住民が課題解決策を探る「YCKプロジェクト」に参加し、二〇一七年にはリーダーも務めた。

 この時にアドバイスをもらった大正大の浦崎太郎教授の下で学ぼうと、一八年に入学。同年に都竹市長を訪ね、市と大学の連携協定を提案する一方、大学関係者にも話を持ち掛けた。

 坂下さんは「飛騨市には課題がたくさんある。古川祭をどう残すか考えることが、社会問題を解決するヒントにもなると思う」と語った。

 都竹市長は「市で育った学生の提案で締結できたのが意義深い。いろいろな展開が期待できる」と話した。

2020年3月21日付 東京新聞