2020.04.24
<新型コロナ>「ネット整備を」
明治学院大が在学生に5万円支給
感染拡大を受け、明治学院大(東京都港区)はオンライン授業を受けるためのパソコンやインターネット環境などを整えるため、約1万2000人の在学生全員に1人当たり5万円を支給することを決めた。学生と保証人宛てに21日付で通知した。
20日からオンライン授業が始まっており、学生はノートパソコンや周辺機器、大量のデータ通信に対応したネット環境を整える必要がある。経費負担を軽くするため、奨学金用の資金から支援を決めた。
同大は「オンライン授業によって教育の質を維持すると同時に、キャンパス、施設、設備の維持管理にも万全を期す」とした上で、「現時点で授業料、施設費・設備費の返還、減額は考えていない」と表明。新型コロナの影響で家計が急変した学生向けに、特別な奨学金による救済措置を検討中としたほか、4月末としている春学期の授業料などの納入期限は、5月末に延長する。
2020年4月23日付 東京新聞 夕刊