2024.07.18

キャンパスで我孫子アピール!
中央学院大「連携カイギ部」
市がPRサポーター委嘱

 我孫子市は、市内にある中央学院大の地域連携カイギ部に「市PRサポーター」を委嘱した。部員たちは主にキャンパスで学生や教職員に市の魅力をアピールする。

 PRサポーターは、市職員では手が回らないPR活動を、市民らに得意分野を生かして手伝ってもらう試み。2015年に同大と川村学園女子大の写真部・写真同好会、19年にはケーブルテレビ局の元アナウンサーに委嘱した。

 地域連携カイギ部は23年にサークルとして発足。今年、部に昇格した。現在、部員は1~4年生の計約70人。市内のイベントにボランティアで参加したり、我孫子駅北口で農作物、小物などを販売するマルシェを企画したりして地域とのつながりを深めている。

 先月25日、市役所で開かれた委嘱式で、学生らに委嘱状とPRサポーター証を手渡した星野順一郎市長は「08年に連携協定を締結以来、学生たちには市のイベントに参加し、協力してもらっている。家族や友達がこちらに来る機会があれば我孫子に立ち寄るよう呼びかけて」と注文した。

 学生を代表して法学部3年山崎光さん(20)が「我孫子の魅力は人の温かさ。地域や市と連携し、地域の活性化、市の発展に努めたい」と決意を述べた。

 同市出身の商学部3年佐藤ゆうりさん(20)は「直売所の野菜はとてもおいしいのに、その情報を伝えるすべが少ない。手賀沼の花火大会の素晴らしさ、街の住みやすさなど魅力を伝えたい」と力を込めた。(林容史)

2024年7月4日 東京新聞朝刊千葉版

https://www.tokyo-np.co.jp/article/337814