2024.12.15
生物多様性 考えるトレーに
関東学院大生がマットをデザイン
横浜のマクドナルドで最優秀作使用
横浜市の関東学院大の学生たちがマクドナルドのトレーに敷くマットのデザインを考え、コンテストで最優秀賞となった作品が26日まで市内の全86店舗で使われている。生物多様性をテーマに描かれた1枚で、一般投票などによって選ばれた。(神谷円香)
コンテストは持続可能な食材や資材を提供していくための取り組みとして、日本マクドナルドと同大、市が連携して実施し、今年で4回目となる。人間共生学部の学生99人が授業の一環で応募。1次選考を通った12作品がマクドナルドのウェブサイトで公開され、一般からの4345票の投票で最優秀賞1点、優秀賞2点、特別賞2点が決まった。
トレーマットとして採用された最優秀賞は、共生デザイン学科3年の小西愛音(あのん)さん(21)の作品。「あなたのひとくちが(中略)より良い未来を創るチカラとなっています」などとつづった「グリーンヒーロー賞」の賞状というデザインだ。
小西さんは昨年に続いて2年連続の最優秀賞。13日に金沢区の同大で表彰式があり、「伝えたいことを真っすぐシンプルに表した。振り仮名も付けたので、お子さんにも手に取ってもらえたら」と語った。
日本マクドナルドによると、コンテストは同大以外に京都市立芸術大と実施しているのみで、実際に使われるトレーマットをデザインできる機会はほかにないという。
2024年11月21日 東京新聞朝刊横神版