2025.06.04

米ハーバード大の留学生ら 埼大も受け入れ表明

トランプ米政権によるハーバード大の留学生受け入れ資格の取り消し措置を受け、埼玉大は3日、米国で学べなくなった留学生を自校で受け入れると明らかにした。ハーバード大を含め、米国内の大学、大学院に在籍する留学生や留学予定者を対象とする方針。
 秋以降の学期(第3・4ターム)から、正規学生でない科目等履修生などの形で学部、大学院に受け入れる方向で検討している。具体的な対象者や受け入れ態勢は今後公表する。大学院にはもともと、英語のみで授業、指導をするプログラムやコースもあるという。

 トランプ政権の措置を受け、文部科学省は5月27日、日本国内の大学に対し、留学生の一時受け入れなどの支援策を検討するよう通知。東京大、京都大など各地で受け入れ方針を表明する動きが出始めている。

 埼玉大は「多様なグローバル人材の育成を担う大学として、国際社会に貢献するための取り組みを推進していく」と説明している。(杉浦正至)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/409369
2025年6月4日 東京新聞 朝刊 埼玉版