2025.06.02
キャンパス産梅酒「味わいたい」 相模女子大生ら実を収穫 地元酒蔵で製造
秋に販売へ
相模女子大(相模原市南区)で5月30日、学生らがキャンパス内にある約100本の梅の木から実を収穫した。学生43人と教職員が午前と午後に分かれて収穫した梅の実は計約145キロ。梅の実は選別された後、市内にある酒蔵・久保田酒造でオリジナルの梅酒「翠想(すいそう)」になる。秋に小田急線相模大野駅そばにある市観光協会運営の「sagamix」で販売する予定。
卒業生らが植樹した梅を使い、学生が梅の実の漬け込みやラベルの貼付、販売を行う職業体験と地域貢献を学ぶ同大のプロジェクトは、今年で11年目になる。梅の収穫に興味を持ち、入学した学生もいる。
雨が降った30日、学生らは梅の木から落ちるしずくにぬれながら奮闘。「あそこにたくさん実があるよ」「腰が痛い~」と笑い声が上がる中、実が傷つかないように棒で落としたり、高枝ばさみで枝を切ったりし、青々とした実を集めた。
メディア情報学科3年の薄井結南さん(20)は自分たちが関わった梅酒が完成した時に「ぜひ、味わって飲みたい」と、楽しそうに実を集めていた。
収穫した実はケーキの材料などにもなる。梅酒の販売本数や販売価格は未定。(古川雅和)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/408848
2025年6月2日 東京新聞 朝刊 神奈川版