2025.07.11

参院選東京2025 投票促す「問う票所」開設 中央大生
茗荷谷キャンパスに 不在者投票支援、各党の情報提供など

主権者教育を進める中央大の学生サークル「Vote at Chuo!!」が参院選の期間中、投票を促す「問う票所」を文京区の茗荷谷キャンパスに設けている。遠方の実家に住民票がある学生の不在者投票の利用手続きを支援したり、各政党の政策など選挙に関する情報を提供したりして、投票を後押ししている。今回は計6日間、学内の教室に専用ブースを設置。7~10日に107人が訪れ、うち13人が不在者投票の手続きを希望した。サークル側の説明を受けながら、スマホで申請したり郵送書類に記入したりした。手続き以外で訪れた学生たちは、政策紹介の掲示などを見ながら、気になる争点について会話を交わしていた。大分県出身で法学部2年の男性(20)は9日に訪れ、不在者投票を申請。「今までは政策などを調べる余裕もなく、選挙を敬遠していた。この機会に関心を持って、今回は投票するつもり」と話した。サークル代表で法学部3年の藤田星流(せいる)さん(21)は「『どこに投票したらいいか分からない』など1票の重みを過度に感じている人もいる。投票のハードルを下げ、社会参加について考えるきっかけにもしたい」と語った。(森田真奈子)
2025年7月11日 東京新聞 朝刊 都心版
https://www.tokyo-np.co.jp/article/419885