2023.05.08
高尾山かりんとう
縁結びにどうぞ
東京家政学院大生が開発
東京家政学院大(本部・町田市)の学生と、中谷製菓(東久留米市)が共同開発した「高尾山かりんとう 結-MUSUBI-」=写真=が今月から、八王子市の高尾山薬王院で販売されている。若者にも気軽にかりんとうを手に取ってほしいとの思いが詰まった一品で、観光客の人気を集めている。
現代生活学部食物学科の米沢加代准教授のゼミで学ぶ学生2人が、中谷製菓から「若者のかりんとう離れを防ぎたい」と依頼を受けていた。学内でアンケートをして嗜好(しこう)やニーズを分析し、商品を完成させた。
外出先でも食べやすいようチャック付きの小袋入りにした。良縁成就で知られる高尾山にちなみ、パッケージにハートをあしらい、ハート形のかりんとうも紛れ込ませた。味は試食会で人気だったイチゴと豆腐の2種類にした。
開発に携わった本村風月さんは「商品が形になったときはやりがいを感じた」、飯塚佳那子さんは「少しでも手に取ってもらえたら」とコメント。米沢准教授は「学生たちはアイデアを出し合い、楽しんで作っていた」と話す。1袋40グラムで580円。(昆野夏子)
2023年4月24日 東京新聞朝刊多武版