官学連携
地域貢献へ 千葉市×植草学園大 パラスポ普及、健康づくり

千葉市は３月、同市若葉区に大学と短期大学のキャンパスを置く植草学園大学と、市民の健康づくりやパラスポーツ普及などに取り組むための包括的連携協定を締結した。
　発達支援教育、看護、理学療法などを学べる植草学園大では、これまでも学生たちが企画した障害児向けスポーツ教室などを開いてきた。今後は市と協力し、地域住民も参加できるパラスポーツのイベントなどを開催する。また、看護学生の実習機会として、市民から健康相談を受ける場なども設ける予定だ。

　３月２７日にあった市役所での協定式に出席した中沢潤学長は「学生には狭いキャンパスに閉じこもらず、地域の課題解決を経験してもらいたい」と意気込んだ。神谷俊一市長も「今回を契機に、多岐にわたって連携を深めていくことに期待したい」と語った。（平野梓）

２０２５年４月１０日　東京新聞　朝刊　千葉版
https://www.tokyo-np.co.jp/article/397531