2024.01.05

地元食材でマフィン開発
女子栄養大生×三芳のカフェ

◆ルバーブのジャムなど使用

 女子栄養大学の学生と三芳町のカフェ「グランマ・アンド・シーズ」が協力して、同町の食材を使った「ルバーブと緑茶の米粉マフィン」(365円)を開発。同店で今月、期間限定で販売している(なくなり次第終了)。

 同大学の平口ゼミ(食料・地域経済学研究室)は、町や若手農家などでつくる「みよし野菜ブランド化推進研究会」と連携して毎年、「癒(いや)しのレシピ」と銘打った弁当メニューを開発している。

 昨年、プロジェクトに参加した4年生の浅野すずかさん(22)が「町役場や農家の熱い思いを聞いて、引き続き商品づくりをしたい」と希望。町役場から2021年12月にオープンしたグランマ・アンド・シーズを紹介され、オーナーの角田和与さんとともに商品開発をすることになった。

 新商品は店のケーキ類になかったマフィンに決定。「みよし野菜に興味を持ってもらおう」とルバーブ(食用大黄)のジャムと狭山茶の粉茶、米粉を使ったマフィンを10回以上の試作を重ねて完成させた。

 「生産者とお店、お店とお客さんを学生が間に入ってつなげることができた」と浅野さん。角田さんは「オープン当初から地元に根付いたことをやりたいと考えていた。今回、勉強になることがたくさんあった」と話している。グランマ・アンド・シーズ=電049(293)6510=は不定休。(中里宏)

2023年12月2日 東京新聞朝刊埼玉版

https://www.tokyo-np.co.jp/article/293517