2023.05.30

「千波(ちば)県」を囲む海PR

◆県がシンボルマークとロゴ
千葉大生とタッグ 商品含め無料利用可

 千葉の三方を囲む海をPRしようと、県がオリジナルのシンボルマークを作成した。波や魚をモチーフにしたデザインは千葉大の学生らが担当。事業者が商品に活用する場合も含め、無料で利用できる。

 マークは魚や波の形を組み合わせ、海との深いつながりを表現。「千の波を有する県」を意味する「千波(ちば)県」の漢字ロゴタイプも考案。紙袋など幅広い用途を想定し、大漁祝いの祝着である万祝(まいわい)を基にしたパッケージデザインの模様も用意した。

 県若手職員らのプロジェクトチームが発案し、千葉大デザイン文化計画研究室(植田憲教授)がデザインを担当。学生らは銚子市から木更津市にかけての外房と内房の海で、地元の人らへの聞き取りといったフィールドワークを泊まり込みで続け、アイデアを着想した。熊谷俊人知事は「多様な海との関わりが千葉にはつまっている。ここでしか感じられないようなライフスタイルや価値観を提示していけたら」と話した。

 県ウェブサイトの専用ページから用紙をダウンロードし、メールか郵送で申し込めば、各マークやパッケージデザインのデータを入手できる。(加藤豊大)

2023年5月14日 東京新聞朝刊千葉版